現任の役員登録はありません。
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菱刈小学校 五年 今村 樹里 「じゃあ、着がえましょうね。」 そう言って、看護師さんはお父さんを着がえさせてくれた。その後、はずしていた点てきをまたつけた。お父さんは、 「樹里、だいじょうぶだよ。」 心配そうな顔をしているわたしに笑顔で言った。 手術から帰ってきたとき、目を開けないので心配していたら、看護師さんが、 「まだ麻すいが覚めていないだけだよ。」 麻すいから覚めるまで、看護師さんは、何度も様子を見に来てくれ、点滴の様子を観察したり、痛み止めを入れたりしていた。看護師さんの様子を見てわたしはとても安心した。 「きついでしょう。がんばってね。」 この言葉で、わたしはがんばって病気を治すぞという気持ちになった。 少し食べられるようになったとき、リンゴをすってくれたり、うすく切ってくれたり、ジュースをくれたりした。これなら食べられる。がんばって食べて元気になるぞと思った。 退院の日、看護師さんは準備を手伝ってくれながら、 「よくがんばったね。二週間もねたきりだったから、歩けるかな。」 とても心配してくれた。でも、なんとか歩くことができた。 退院したわたしは、将来の夢を決めた。看護師だ。お父さんの入院や自分の入院があって大変なとき、看護師さんが支えてくれた。だから、今度はわたしが病気で苦しんでいる人たちを支えたいと思ったからだ。 お父さんが亡くなった一ヶ月後、妹が生まれた。その妹も一さいの時、病気で入院した。お医者さんや看護師さん達のおかげで妹は、元気になった。看護師の中でも「小児科」の看護師になりたいと思った。 月に三回、市役所で「土曜生き生き講座」が開かれている。わたしは、看護師になるためにその講座に通って勉強をがんばっている。 看護師の仕事はコロナで大変だと聞いた。それでもわたしは、病気の人だけではなく、その家族を支え、したわれるような元気いっぱいの看護師になりたい。
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